block.fm / 宇多田ヒカル「One Last Kiss」の共同プロデューサー、A. G. Cookとはどんな人物なのか? その正体に迫る

3月8日に封切りとなったアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。同作は人気アニメシリーズの完結編として、公開前からファンの注目を集めたが、3月22日の東映の発表によると公開から14日間で興行収入49億3499万6800円、観客動員数322万2873人を記録しており、今後もさらに増加が見込まれる空前の大ヒット作になっている。

また、これまでにシリーズのテーマソングを手掛けてきた宇多田ヒカルが再び担当した同作のテーマソング「One Last Kiss」と同曲を収録した最新EP『One Last Kiss』も、ダウンロード、フィジカルリリースともにセールスは好調で、3月22日付けのBillboardのアルバムチャートで1位を獲得。同日付けのオリコンランキングでもデジタルシングル、デジタルアルバム2部門同時1位、フィジカルのセールスとあわせた3/22付週間合算アルバムランキングでも1位を獲得したほか、YouTubeで公開されたMVもすでに再生回数1500万回を突破(3月23日現在は1680万回)したことが明らかになっている。

さらに各種ストリーミングサービスでも好調な再生数を記録しており、Apple Musicアルバムランキング、プレイリストランキングで1位、Spotify Japanの急上昇チャートで1位、LINE MUSICでも1位を獲得。海外のストリーミングサービスでも韓国、中国、マカオ、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシアなどアジアを中心に9カ国・地域にてJ-POPチャート1位のほか総合チャートでもTOP100入りを果たすなど、ワールドワイドに年代を超えて幅広い層へ広がりを見せている。

そんな大ヒット曲となっている「One Last Kiss」だが、リリース当初、音楽ファンの間で注目を集めたのは、同曲の共同プロデューサーとしてイギリスを拠点に活動するプロデューサーのA. G. Cookがクレジットされていたことだ。A. G. Cookは、一部の音楽好きの間では、ロンドンのレーベル「PC Music」の運営者や近年はイギリスのポップスター、Charli XCXのプロデューサーとしても知られているものの、多くの人にとってはあまり馴染みのない人物であるに違いない。

そこで本稿では、”A. G. Cookとはどんなプロデューサー、アーティストなのか?”について、いくつかのキーワードを交えながらその正体を紐解いていきたい。

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